初めて買ったアルバムは9mm parabellum bulletの「Revolutionary」でした。
東京事変もフジファブリックも世界の終わりもその時期に知ったと思います。ロックを沢山聞いていたのは小学校時代、スクールオブロックで同世代より少し上の中高生の悩みや恋バナを聴くついでにかかっていた曲で気になるものがどんどん増えて、気づいたら一番聞くジャンルになっていました。
何もない田舎に住んでいたので、情報はすべてインターネットからです。ラジオのトークでもライブのMCでもなく、SNSとWikipediaから新しいことを学んでいきました。なので初めてLIVEに行ったのも、フェスに行ったのも高校生になってからです。
田舎で「みんなが知らない曲を自分は聞いている」ことに、少し優越感がありました。でも誰とも音楽の話が出来ないのはとても寂しかったです。家族にすら聞いてる曲を隠している時期がありました。
ずっと音速ラインの「逢いたい」を聞いていました。
初めて武道館に行ったのも、ライブではなくて少林寺拳法の全国大会でした。「こんなとこでどうやってライブなんてするんだ」と当時思いましたし、今でもやりかたはよく分かっていません。どういう作りなんでしょうか。その時も東京で開催されていた閃光ライオットのファイナルのことを思いながら「僕が小学生じゃなかったらこっそり見に行くこともできたのかな」と思ったりもしました。少林寺は普通に負けました。
自分が中学生になるころには、アニメにも詳しくなり「アニソン」というカテゴリーの歌をディグる時期が来ました。日常で聞いていたあの曲もこの曲も、実はアニソンだったのか…みたいに感じる曲が多い時代だったのもある気がします。沢山の曲を歌えるようになったのも、オーディションに参加してみたりしたのもこの時期でした。
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